「集中力がない」…じつは「集中しなさい」が逆効果?🌀
宿題の途中で立ち歩く、5分で別のことを始める。「集中しなさい」と声をかけると、そのときは戻るけれど、また同じことのくり返し。よくある光景です🌀
声かけが切ってしまうもの
集中している状態は、外から見ると静かなだけですが、頭の中では今やっていることが連続してつながっています。声をかけると、この連続が一度切れます。切れたところから戻すには、また時間がかかります。
つまり「集中しなさい」という言葉自体が、集中を切る合図になってしまうことがあります。
子どもが勝手に集中する条件
次にやることが自分で分かる
「これが終わったら次はこれ」と分かっていると、途中で止まりません。逆に、次に何をするか大人に聞かないと進めない状態だと、そのたびに切れます。
結果がすぐ返ってくる
削ったら少し出てくる、塗ったら色が変わる。手を動かした分だけ変化が見えるものは、続きが気になって手が止まりません。
終わりが決まっている
「全部掘り出したら終わり」「このページを塗り終わったら終わり」。ゴールが決まっているほうが、途中で気が散りにくくなります。
発掘キットが向いている理由
恐竜発掘キットは、この3つがそろっています。やることはずっと同じ(削る)、削るたびに骨が少しずつ見えてくる、全部出たら組み立てて終わり。指示がなくても子どもが自分で先に進めます。
実際、ふだん5分ももたない子が30分以上黙々と削っていた、という話はよく聞きます。集中力がないのではなく、集中しやすい条件に出会っていなかっただけ、ということです。
家でできる環境の整え方
- 机の上に、今やるもの以外を置かない。視界に入るものが少ないほど戻りやすくなります。
- 時間ではなく分量で区切る。「30分やる」より「ここまでやる」のほうが終わりが見えます。
- 途中で声をかけない。飲み物やおやつも、区切りがつくまで待ちます。
- 終わったあとに「長かったね」と時間の話をしない。集中を意識させると次から続きません。
よくある質問
好きなことにしか集中しません
まずはそれで構いません。集中する感覚そのものを知っている子は、あとから別の場面にも応用が効きます。
宿題に応用するには?
宿題も「分量で区切る」「机の上を空ける」は同じです。加えて、終わりが見える形(残り何問かを見える化する)にすると、途中で止まりにくくなります。
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