なぜお盆に提灯を飾るの?🏮 親子で作るお盆かざり

お盆になると、家や玄関先で提灯を見かけます。「なんで提灯を飾るの?」と子どもに聞かれたら、答えられますか。この記事では、お盆に提灯を飾る意味と、親子で作れるかんたんなお盆かざりを紹介します🏮

提灯は「ここがおうちだよ」という目印

お盆の提灯は、帰ってくるご先祖さまが道に迷わないようにするための灯りです。夜道に灯りがひとつあるだけで、目印になる——そんな素朴な発想から生まれた風習です。

子どもへの説明は、これだけで十分伝わります。「久しぶりに帰ってくるから、おうちの場所がわかるように、明かりをつけておくんだよ」。玄関の灯りを消し忘れて待っていてくれた経験があれば、すぐにピンとくるはずです😊

スピンアートの回転台に絵の具をたらしているところ

迎え火・送り火と提灯の関係

もともとは、13日の夕方に家の前でおがらを燃やす「迎え火」、16日に燃やす「送り火」がありました。ただ、住宅事情で火をたくのが難しい家庭も増えています。

そこで提灯が、その役割を引き受けるようになりました。盆提灯を灯すことが、迎え火・送り火のかわりになるという考え方です。マンションやアパートでも、これなら安全にできます。

提灯の種類と、それぞれの意味

  • 盆提灯(絵柄入り):ふだんのお盆に飾る、いちばん一般的なもの。秋草の絵が描かれたものが多く見られます。
  • 白提灯:新盆(初盆)のときだけ飾る、白い無地の提灯。はじめて帰ってくる方のための、特別な目印です。
  • 吊るし提灯・置き提灯:飾る場所による違い。玄関や軒先に吊るすもの、仏壇の脇に置くものがあります。

「白い提灯は、はじめて帰ってくる人のためのものなんだよ」——この話を知っていると、街で見かけたときに気づけるようになります。

ほおずきを飾るのはなぜ?

お盆の時期によく見る、オレンジ色のほおずき。あの形と色が提灯に似ていることから、「小さな提灯」に見立てて飾られるようになったと言われています。

ほおずき市(東京・浅草寺)が有名なのも、この風習と結びついています。子どもと一緒に「たしかに提灯みたいだね」と見比べてみてください。

親子で作る、かんたんお盆かざり🎨

紙コップ提灯

紙コップの側面に、カッターで細く切り込みを入れて、上下を軽く押しつぶすと、ちょうちんの形になります。中にLEDのライトを入れれば完成。折り紙や色紙を貼って、自由に模様をつけられます。

折り紙のほおずき

オレンジの折り紙を風船の形に折って、緑のモールでつなげるだけ。いくつか作って吊るすと、それだけで夏らしい飾りになります。

手描きの提灯カード

画用紙に提灯の形を描いて、そこに「おかえりなさい」とメッセージを書いてもらう方法です。文字がまだ書けないお子さまなら、絵だけでも十分です。

どれも材料は身近なもので足ります。大事なのは、飾りながら「これは何のため?」を一緒に話すことです。

飾るタイミングと、片づけかた

  • 飾る:13日の朝〜夕方まで。早めに準備する家庭では、月初めから飾ることもあります。
  • 灯す:夕方から夜にかけて。日中は消しておいて構いません。
  • 片づける:16日の送り火のあと。ゆっくり片づけて、翌日でも問題ありません。

細かい作法は地域や家によって違います。「うちはこうする」を子どもに見せることが、そのまま次の世代への引き継ぎになります。

作る時間そのものが、行事の記憶になる

買ってきた飾りを並べるより、手で作ったもののほうが、子どもの記憶に残ります。上手でなくて構いません。「あのとき作ったね」が、来年のお盆をまた楽しみにさせてくれます。

よくある質問

Q. 提灯は毎年新しくしますか?

A. 通常の盆提灯は、大切に保管して毎年くり返し使います。新盆の白提灯だけは、その年かぎりとするのが一般的です。

Q. マンションで火を使えません。どうすれば?

A. LEDの盆提灯や電池式のライトで問題ありません。「灯りを灯す」という気持ちが本質なので、安全な方法を選んでください。

Q. 子どもが作った飾りを、仏壇に置いてもいいですか?

A. 多くのご家庭で、お子さまの作品をお供えしています。気持ちのこもったものを飾るのは、供養の考え方にも沿っています。ご親族の考え方だけ、事前に確認しておくと安心です。

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