ラジオ体操って、いつから始まったの?📻 じつは90年以上の歴史

夏休みの朝、公園に集まってラジオ体操。カードにハンコを押してもらった記憶がある方も多いはずです。この体操、じつは90年以上の歴史があります。子どもに話せる、ラジオ体操のはじまりの話です📻

ラジオ体操が始まったのは1928年

日本のラジオ体操は、1928年(昭和3年)に「国民保健体操」という名前で始まりました。昭和天皇の即位を記念した事業のひとつとしてスタートしています。

2028年には100年。いまのおじいちゃん・おばあちゃんも、そのまた親も、同じ体操をしていたことになります。世代をこえて共有されている体操は、世界的にも珍しい存在です。

ペンファクトリーで自分のペンを組み立てているところ

お手本はアメリカだった

意外に思われるかもしれませんが、ラジオ体操の発想はアメリカから来ました。アメリカの生命保険会社が、加入者の健康のためにラジオで体操番組を放送していたのです。

これを知った日本の逓信省(いまの郵政・通信を担当した役所)簡易保険局の担当者が、日本でも同じことができないかと考え、実現させました。「国民が健康なら、みんなが幸せになる」という発想が出発点です。

いまの「ラジオ体操第一」は1951年から

戦争をはさんで、ラジオ体操は一度中断されます。戦後、内容を新しくして復活したのが1951年(昭和26年)。これが、いま私たちが知っている「ラジオ体操第一」です。

翌1952年には「ラジオ体操第二」も生まれました。第一は「誰でもできる」、第二は「体を目覚めさせ、筋力を高める」ことを意識して作られています。だから第二のほうが少しきついのです。

あのスタンプカードは、いつから?

夏休みの出席カードは、1930年(昭和5年)に東京・神田の万世橋警察署の巡査が始めた「早起き大会」がきっかけと言われています。地域の子どもたちを朝の体操に集めた取り組みが、全国に広がりました。

「早起きの習慣をつける」「地域の子を見守る」という意図が、いまも夏休みの朝の光景として残っているわけです。

13の動きに、ちゃんと意味がある

ラジオ体操第一は13種類の動きで構成されていて、全身をまんべんなく動かせるように設計されています。かかる時間はおよそ3分。

  • 背伸び、腕振り:眠っていた体を起こす
  • 体をねじる、そらす:ふだん動かさない方向に動かす
  • 跳ぶ動き:心拍数を上げる
  • 最後の深呼吸:呼吸を整えて終える

短い時間で、上げて、下げて、整える。3分の構成としてよくできています。ただし、きちんとやると意外に汗をかきます。

子どもと話すときのポイント

  • 「おじいちゃんも、子どものころ同じ体操をしてたんだよ」
  • 「アメリカのまねから始まったんだって」
  • 「第二がきついのは、わざとそう作ってあるから」

「毎年やらされるもの」から「90年続いているもの」に見え方が変われば、朝の3分の意味が変わります。

朝のリズムができると、夏休みが変わる🌻

夏休みでいちばん崩れやすいのが、生活のリズムです。朝に体を動かす予定がひとつあるだけで、一日の流れが決まります。

体操のあと、午前中に「手を動かす時間」を組み込むのもおすすめです。集中力が高い時間帯に、作る遊びや自由研究を持ってくると、午後がぐっと楽になります。

よくある質問

Q. ラジオ体操は、大人にも効果がありますか?

A. 全身をまんべんなく動かせるので、運動不足の解消や体をほぐす目的には向いています。ただし、これだけで十分な運動量になるわけではありません。日常の動きを増やすきっかけとして考えるとよいでしょう。

Q. 第一と第二、どちらをやればいいですか?

A. 子どもや運動が久しぶりの方は第一から。物足りなければ第二を加えてください。両方続けても6分ほどです。

Q. 夏休みのラジオ体操は、いまも行われていますか?

A. 地域によって差があります。実施日数を減らしたり、参加を自由にしたりする地域が増えました。実施されていない場合は、家でテレビやラジオに合わせて行っても構いません。

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