世界の夏休みはどう違う?🌏 一番長い国はどこ?国別の長さと過ごし方
日本の夏休みはおよそ40日。長いと感じますか、短いと感じますか。世界を見わたすと、3か月近い国もあれば、ほとんどない国もあります。世界の子どもたちの夏の過ごし方をのぞいてみましょう🌏
国ごとの夏休みの長さ
- フランス:約2か月(7月上旬〜9月上旬)。「grandes vacances(大きな休み)」と呼ばれます
- アメリカ:約2〜3か月。州や学区によって差が大きく、6月から8月末までが一般的です
- イタリア:約3か月。6月中旬から9月中旬まで、ヨーロッパでも長いほうです
- ドイツ:約6週間。州ごとに時期をずらして、旅行の集中を避けています
- イギリス:約6週間。そのかわり、年に何度も短い休みがあります
- 韓国:約1か月。冬休みも1か月ほどあります
- 中国:約2か月(7〜8月)
- オーストラリア:12月〜1月が夏休み。南半球なので、クリスマスが真夏です
日本の40日は、世界のなかではむしろ短いほうだとわかります。
いちばん大きな違いは「宿題」
長さより驚かれるのが、宿題の有無です。フランス、アメリカ、ドイツなど、夏休みに学校の宿題が出ない国は珍しくありません。
「休みは休むためのもの」という考え方が根本にあります。読書リストが配られる程度で、提出物は求めないという学校が多いのです。
日本の「自由研究」「読書感想文」「ドリル」がセットになった夏休みは、世界的に見るとかなり特徴的です。
各国の子どもは、夏をどう過ごす?
フランス
家族で長期のバカンスに出かけるのが一般的です。祖父母の家や海辺で数週間を過ごし、日々の予定を細かく決めない過ごし方が好まれます。
アメリカ
「サマーキャンプ」の文化が根づいています。数日から数週間、自然の中や特定のテーマ(科学、スポーツ、芸術)のキャンプに参加します。親元を離れて過ごすことで、自立をうながす狙いもあります。
ドイツ
州が休みの時期をずらすので、家族旅行の行き先が混雑しにくい仕組みです。地域の自治体が子ども向けのプログラムを用意していることもあります。
韓国
夏休みが短いぶん、塾(ハグォン)に通う子どもが多い傾向があります。学習面の密度が高い夏になりがちです。
なぜ、こんなに違うの?
理由はいくつも重なっています。
- 気候:暑さが厳しい地域ほど、夏の休みが長くなる傾向
- 農業の歴史:昔、子どもが農作業を手伝っていた名残(アメリカなど)
- 働き方:大人が長期休暇を取る国では、子どもの休みもそれに合わせやすい
- 学期の区切り方:9月始まりの国は、夏休みが学年の切れ目になります
日本のように「4月始まり・夏休みは学年の途中」という国は、じつは多くありません。
子どもと話すときのポイント
「よそはいいな」で終わらせないのがコツです。「宿題がないかわりに、9月にいきなり新学年が始まる」「休みが長いぶん、その間の過ごし方は自分で決めないといけない」——どの仕組みにも良し悪しがあります。
違いを知り、その理由を考える。これは社会科の学びそのものです。世界地図を広げながら話すと、夏休みの話が地理の学習に変わります。
日本の夏休みを、うまく使うには🌻
40日という長さは、まとまった何かに取り組める貴重な時間です。学校ではできない、時間のかかることに手を出すチャンスでもあります。
掘って調べる、作って考える、じっくり描く。「途中で終わってもいい」くらいの気持ちで始めると、思いのほか深いところまで進みます。
よくある質問
Q. 世界でいちばん夏休みが長い国はどこですか?
A. 明確なランキングはありませんが、イタリアやトルコなど3か月前後の国がよく挙げられます。ただし国内でも地域差があり、一概には言えません。
Q. 南半球の国は、いつが夏休みですか?
A. オーストラリアやニュージーランドでは、12月から1月にかけてが夏休みです。学年もその時期で切り替わります。
Q. 日本の夏休みは、なぜ学年の途中にあるのですか?
A. 日本の学校が4月始まりだからです。会計年度が4月からであることなど、明治期の制度に由来すると言われています。9月始まりの国では、夏休みが学年の区切りになります。
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